サプリメントの栄養素~ビタミンAとは?
こんにちは^ ^
今年の梅雨は雨の降り方が激しいですね。被害はなかったでしょうか?まだしばらくは降り方に注意が必要です。
さて
これまでサプリメントについてみてきましたが、今回は個別のビタミンについてみていきます。
もちろん個別にそのビタミンだけを摂ればいいというものではなく、総合的に摂ることが前提になります。
それぞれ身体の中でどういう働きをしているのか?
どれくらい必要なのか?などみていきます。
今回は『ビタミンA』です。
ビタミンAの胎児発育、ヒトへの作用は?
胎児においては
・視覚と免疫機能の発育にとって重要
ヒトにおいては
・視力、骨の成長と再生、細胞の分割、および細胞分化、抗酸化作用
・免疫システムの調整管理にも役立っており、リンパ球がより効果的に感染予防に働きかける手助け
・その他に目の表面、呼吸器、泌尿器、腸管のそれぞれの膜の健康を促進というような作用があります。
ビタミンAを含む食材はなに?
葉野菜、ニンジン、サツマイモ、卵黄、乳、レバーなどが挙げられます。
ビタミンAの中身は?
動物性食品由来の場合、よくプリフォームド・ビタミンAと呼ばれます。このプリフォームド・ビタミンAはレチノールのかたちで吸収され、体内に取り入れられやすいものです。
果物と野菜などの植物に含まれている一般的なプロビタミンAカロテノイドは、ベータカロチン、アルファカロチン、およびベータ・クリプトキサンチンです。これらの中では、ベータカロチンが最も効果的にレチノールに変わり、健康にさまざまなメリットがあります。
ビタミンAの必要量は?
ビタミンAは健康にとって不可欠ですが、必要量〔効果を得るのにちょうどいい量〕が狭くなっています。
さまざまな食品はビタミンAを強化されているので、摂りすぎになるおそれがあります。
妊娠中のビタミンA過剰摂取は、出生異常のリスクを高めるといわれています。
マルチビタミン剤のラベルで、まずビタミンAをチェックしてください。
プリフォームド・ビタミンA、ベータカロテンによって上限量が変わりますが
厚生労働省の示すところでは
プリフォームド・ビタミンAはビタミンAパルミテート、ビタミンAアセテート、またはパルミチン酸レチノールと表示されていて、1日に必要な量は2000IU(600μg )上限は5000IU(1500μg)までです。
ラベルに表示されているビタミンAがベータカロテンの場合、1万5000IU となります。(妊娠した場合、5000IU のベータカロテン摂取は安全と考えられています。もっと多い服用量についてはわかっていません)。
ちなみに身近な食品では、
うなぎ蒲焼き 1500μg
うなぎ(肝) 4400μg
レバー(豚) 13000μg
レバー(鶏) 14000μg
※全て100gあたり
ただしこれらの食品は摂っても時々だと思いますので、ビタミンAの必要量はマルチビタミンで定期的にとることで十分だと思います。