花粉症対策③〜薬膳・食事編

こんにちは

今回は薬膳からみた食事の花粉症対策を見てみます。

 花粉症対策には、毎日の食事を見直して内側から体調を整えることも効果的です。
薬に頼るだけでなく、食べ物の力で症状を和らげ、免疫バランスを改善していきましょう。


ここでは東洋医学の「薬膳(やくぜん)」の知恵も取り入れながら、花粉症に良い食材や簡単レシピをご紹介します。

体を温める食材を摂る
 「薬膳」の考えでは、花粉症などアレルギー体質の方は消化力や免疫力を高めるために生ものや冷たいものを避け、体を温める食事を心がけるよう勧められています 。
 例えば生野菜や冷たい飲み物は控えめにして、温野菜やスープを積極的に摂りましょう。

しょうが、ねぎ、にんにくなど体を温める食材は、鼻づまりの改善や免疫調整に役立ちます。

朝食には生野菜サラダよりも温かいスープや味噌汁がおすすめです。

症状を和らげる食材を活用
 昔から花粉症に良いとされる食べ物も積極的に取り入れましょう。
 例えばレンコンは粘膜を保護し炎症を鎮める作用があるとされ、和食の食材として手軽に使えます。すりおろしたレンコンをお湯に溶かして飲む「レンコン湯」は喉のイガイガや鼻水改善に民間療法として知られています。
 また、シソの葉(大葉)は抗アレルギー作用を持つロスマリン酸を含み、食事に添えると風味付けと症状緩和の一石二鳥です。
 甜茶(てんちゃ)という甘いお茶も昔から花粉症対策のお茶として親しまれています。食事の際や外出後に甜茶やシソ茶を飲む習慣をつけると良いでしょう。

抗酸化作用のある食品をバランス良く
 ビタミンやポリフェノール類には抗酸化作用があり、体内の炎症反応を抑えて免疫の過剰反応を和らげる働きがあります 。
 ビタミンCやEを豊富に含む緑黄色野菜や果物(ブロッコリー、ほうれん草、みかん、いちご等)、ポリフェノール豊富な緑茶や紅茶、ブルーベリーなどを日々の食事に取り入れましょう。例えば緑茶にスプーン一杯のハチミツを加えて飲めば、喉の保護とポリフェノール摂取が同時にできます。

簡単薬膳レシピ
 生姜と長ねぎのスープ
 体を温め鼻の通りを良くするレシピです。
 鍋に生姜スライスと長ねぎをたっぷり入れて煮込み、塩味のシンプルなスープにします。仕上げにごま油を数滴垂らすと風味アップ。

生姜と長ねぎの成分が体をポカポカにし、鼻づまりが楽になります。忙しい朝でも5分程度で作れるので、ぜひ試してみてください。

 毎日の食事を少し意識するだけで、花粉症シーズンの体調が変わってきます。
医食同源」とも言われるように、食べ物の力でつらい症状を和らげ、薬に頼りすぎない体を目指しましょう。

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