春になると気分が落ち込む…そんなあなたへ
【~分子栄養学と東洋医学の視点から考える、春のメンタルケア~】

春は、新年度のスタートや環境の変化などで、
なんとなく落ち着かない気持ちになりやすい季節です。
特に女性は40歳を過ぎると、
ホルモンバランスや自律神経の影響も重なり、
「なんだか気分が晴れない」「やる気が出ない」「眠りが浅い」
といった症状を感じやすくなります。
今日は、そんな春特有のメンタルの揺らぎをサポートするために、
分子栄養学と東洋医学(薬膳)の観点から、食事とケアのヒントをお届けします。
【分子栄養学の視点】「心を支える栄養素」をしっかりチャージ
心の安定には、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが深く関わっています。
セロトニンの材料となるのが「トリプトファン」というアミノ酸。
その合成を助けるのが「ビタミンB6」や「マグネシウム」「鉄」などのミネラルです。
おすすめの食材:
- トリプトファン豊富: 納豆、豆腐、鰹節、チーズ、卵、バナナ
- ビタミンB群: 豚肉、玄米、卵、まぐろ、レバー
- マグネシウム: ほうれん草、アーモンド、わかめ
- 鉄分: 赤身肉、レバー、小松菜、ひじき
これらの栄養素が不足すると、セロトニンの合成がうまくいかず、メンタル不調の原因に。食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントを活用するのも一つの方法です(※無理な自己判断はNG。専門家のアドバイスを受けましょう)。
【東洋医学の視点】春は「肝」の季節。香りで気を巡らせて
東洋医学では、春は「肝(かん)」のエネルギーが盛んになる季節とされています。
肝は、自律神経のバランスや感情のコントロールをつかさどる臓。
肝の働きが滞ると、「イライラ」「落ち込み」「ため息が多い」といった症状が出やすくなります。
春の薬膳おすすめ食材:
- 香りで気を巡らす: 春菊、セロリ、三つ葉、しそ、ミント、柑橘類(ゆず、みかん、グレープフルーツなど)
- 肝の働きを助ける: クコの実、黒ごま、黒豆
- 血を補う: なつめ、にんじん、ほうれん草、レバー
特に香りのある野菜や果物は、気の巡りをよくし、
メンタルの詰まりをやさしくほぐしてくれます。
お茶にミントや柚子の皮を浮かべるだけでも、気分が変わりますよ。
【当院でできるケア】
当院では、こうした春のメンタル不調に対し、
自律神経を整える鍼灸やお灸で、内側からのアプローチを行っています。
背中や耳、頭皮など、自律神経と関わりの深いツボを刺激することで、
「なんとなくしんどい…」を和らげるお手伝いができます。
また、薬膳や栄養アドバイスも可能です。
日々の小さな不調は、早めのケアが大切です。
春の揺らぎを、あなたらしく乗り越えるために。
身体の声に耳をすませ、食事とケアで整えていきましょう。

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