難聴と耳閉感、自声強調の鍼灸治療症例
こんにちは(^o^)
今回は鍼灸治療の症例をご紹介します。
『メニエール病に伴う難聴、耳閉感、自声強調』に対する鍼灸治療の症例です。
・60代 女性
当院受診1ヶ月前に、突然、耳閉感(耳がつまる感じ、膜が張ったような感じ)、
自声強調(自分の声が耳で響く)
そして難聴、軽度の眩暈があり
耳鼻咽喉科を受診されました。
治療はステロイド薬によるものでしたが、あまり変化なく
その後メニエールのおくすりを出されました。
その他に耳の通気治療もされました。
眩暈は改善しましたが、耳閉感、自声強調、難聴は変化なく当院受診。
・治療
当院では交感神経の過緊張を抑える目的で鍼灸治療による全身調整治療、耳周辺の経穴を用いた耳の血流改善治療、
更に血流改善、交感神経興奮抑制のためスーパーライザーによる星状神経節照射、耳周辺の動脈への照射
を行いました。
3回目の治療後、それまで変化のなかった聴力検査の数値が改善していました。耳閉感、自声強調は少し良いといった感じでした。
これが聴力検査の結果です。
鍼灸治療前と後です。グラフの左側が上がっているのが分かると思います。
その後も治療は継続し、その1週間後に再度聴力検査に行かれたところ、前回から変化はありませんでした。
それまで治療頻度は毎日~1日おきと、治療頻度を多くしていました。
聴力検査に変化が見られなくなってからは週2回のペースで現在も治療を継続しています。
現在は耳閉感、自声強調がまだ少し残っていますが、治療の度に体調が良く症状も軽くなるとのことでしたので、継続することで今後さらに軽くなる可能性は十分あります。
耳閉感、自声強調の原因は
内耳、中耳、外耳でそれぞれ違いますが、
最も重要なのはこのようなツラい症状がストレスとなり、交感神経が過緊張を起こすことにより、症状の悪循環となります。
このことから、できるだけ早めに治療を開始する事が大事です。これは病院受診も鍼灸治療の受療開始も同じことです。それにより治癒率が上がります。
この症例では、治療の度に気分が良く、夜もよく寝れるようになっています。
不妊鍼灸 不妊症 産前産後 小児はり
柿内鍼灸療院
柿内 孝弘
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