不妊症に見られる東洋医学の体質的特徴(5)〜【気滞】
こんにちは(^^)
ブログも夏休みをいただいておりました(^^;
猛暑のピークが過ぎ、虫の声や蝉の鳴き声に秋の気配が感じられるようになりました。
これから朝晩が涼しくなるにつれ、いわゆる夏バテを感じやすい時期になってきます。鍼灸で予防をしましょう!
さて、今回は「東洋医学の体質的特徴」の最終回です。
今回は『気滞』です。
この体質をイメージキャラクターでいうとちびまる子ちゃんに出てくる『野口さん』でしょうか( ^∀^)
気滞というのは、文字通り『気が滞っている』状態のことです。現代でいう「ストレス」が溜まった状態です。
身体的特徴として
- 自律神経の緊張が強い
- イライラしやすい、怒りっぽい
- げっぷやオナラが出やすい
- 高プロラクチン血症を引き起こしやすい
さらに気滞の状態が続くと、女性では排卵障害、男性では性欲低下、精子の質の低下などが起こりやすくなります。
また女性特有のものとして
- PMS(月経前症候群)
- 基礎体温の変動が上下に激しい
- 生理周期が不安定で早まったり遅れたりする
- 低温期から高温期への移行に時間がかかる
などが見られます。
気滞の方のお身体を診させていただくと
- 臍周りにうっ血性の塊や圧痛がある
- お腹の上の方の肋骨際も硬さがある(胸脇苦満)
- 呼吸が浅く、ため息が多い
といった特徴が見られます。
ではこういう方は普段どういうことに気を付けたらいいのでしょうか。
- 軽い運動ーやはりといった感じですが(笑)、身体を動かすことはストレス発散にもなりますし、血流改善にもつながります。
- 腹八分目ーこれも健康の基本ですね。『過ぎたるは猶及ばざるが如し』ですね
- 深呼吸ー横隔膜を動かして、沢山の酸素を身体にいっぱい取り入れましょう。
- 足を温めるー気滞の方は頭に血液が昇っている方が多いですので、足を温めることで昇った血を下げる作用も期待できます。
これらの体質には、鍼灸も大きな効果を発揮しますので、お気軽にご相談くださいね(^^)