意外と多い⁇〜痔のお悩み
こんにちは(^^)/
早くも梅雨入りしてうっとうしい日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
湿度や雨前の気象病は、自律神経の働きが関与しています。
何も特別変わったことはしていないのに、症状が強くなったり、身体がだるいなどありましたら鍼灸治療をお勧めします(^^)/
さて今回は、先日のNHK『あさイチ』でも放送されていた【痔】についてのお話です。
【そもそも痔って?】
痔には、
いぼ状のはれができる「いぼ痔(痔核)」
肛門の皮膚が切れる「きれ痔(裂肛)」
肛門に濃がたまり腫れて膿のトンネルができる「痔ろう」
の3種類があります。
このうち、いぼ痔には、肛門内側にできる「内痔核(ないじかく)」と、肛門の外側にできる「外痔核(がいじかく)」とがあります。
直腸粘膜側の組織には知覚神経が通っていないため、肛門内側にできるいぼ痔(内痔核)では痛みを感じないのですが、歯状線より下の皮膚部分には知覚神経が多く通っていますので、きれ痔(裂肛)や、肛門の外側にできるいぼ痔(外痔核)には痛みを感じます。
このように痛みの有無で痔のおおよその位置がわかります。
また、歯状線にあるくぼみに細菌が侵入して感染し、化膿した膿がトンネルを作って貫通すると、 「痔ろう」になります。
【どんな痔が多い?】
いぼ痔(痔核)、きれ痔(裂肛)、痔ろうのうち、男女共に最も多く見られるのは「いぼ痔」で、全体の約半数を占めます。
男性は、「いぼ痔」に次いで「痔ろう」が多く、そのあと「きれ痔」が続きます。
一方、女性は、二番目が「きれ痔」、「痔ろう」は三番目です。
特に肛門内側のいぼ痔(内痔核)は、通常、痛みを感じないため気付かないことが多く、突然の出血におどろいたりします。
【痔になる原因は?】
痔になる主な原因としては、「便秘」や「下痢」、「排便時のいきみ」「座りっぱなし」などがあります。
たとえば、便秘などで便が硬くなると、排便の際、肛門に圧力がかかり、出口が切れてきれ痔になったり、肛門の静脈叢と呼ばれる血管の集まった部分がうっ血して、いぼ痔になったりします。
【日常生活で気を付けることは?】
いくつかあげると
- 腸内環境を整えて便秘や下痢を予防する
- 適度な運動
- ストレスをためない
- たっぷりと睡眠をとる
- 湯船にゆっくりつかる
- 座りっぱなしや立ちっぱなしなど同じ姿勢を続けない
トイレでは…
- お尻はやさしく押し当てるようにていねいに拭く
- ウオシュレットもやさしい程度の勢いで
- そしてしっかり乾かす
- 排便は3~5分程度で切り上げる
実は痔のほとんどは、鍼灸治療でも改善できます。詳しくは次回に書きますね。