学会参加報告〜全日本鍼灸学会学術大会 (愛知)
こんにちは(^^)
先週末は学会参加の為、お休みをいただいておりました。お問い合わせいただいた皆さまには、大変ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m
しかしながら、毎回この学術大会はそうですが、大変多くの収穫があり、これをまた普段の臨床にフィードバックしていきます。
特に勉強になった講座を簡単に報告していきます。
【1日目】
『更年期障害の病態と治療戦略』
寺内公一 教授 (東京医科歯科大学女性健康医学講座)
- 更年期のホルモン変動により、臓器など身体の各所にあるエストロゲン受容体への信号が不安定なものとなり、症状を引き起こす
- E2には神経保護作用もあり、減少することで神経を損傷しさまざまな症状を引き起こす
- 発症機構は身体的要因に加え、性格などの心理的要因、対人関係等の社会的要因が重なる
- 症状の進行の度合で肩コリ、頭痛など→ほてり、発汗→うつなど精神症状と進行していくことが多い
- 甲状腺疾患との鑑別が大事
- 更年期障害に有効なサプリメントとしてポリフェノール、なかでも『プロアントシアニジン』『イソフラボン』は【抗酸化作用】や【うつ、不眠を改善する】といわれており更年期障害に有効である。
- 更年期障害の治療の目標はカウンセリングに加え、薬物療法も併用することで症状を緩解させることである
- MHT(閉経期ホルモン療法)による癌のリスクは非常に低い
ざっと上げただけですが、これからの臨床で、様々な疾患に対しての治療のヒントがたくさんありました。
また最新情報も併せて吸収してさらにアップデートして、治療の精度を高めていきたいと思います。
また次回、続きを報告します。