学会参加報告 2 〜全日本鍼灸学会学術大会(愛知)2日目
こんにちは(^^)
前回に引き続き先日参加した学会の報告( 2)です。
【1日目】一般口演発表『疼痛・慢性疼痛』
- 帯状疱疹後の肋間神経痛について、同部位にアロディニアがある患者。触診や鍼灸治療において触ることは避けられ、過敏になっている部分に触れるのは非常に困難と思われがちだが、神経のAβ線維の特徴として、触れた瞬間は痛みが強いが触れ続けると痛みを感じなくなるので、鍼灸治療において押手は可能。
- 難治性の慢性疼痛に対する治療として、このような患者の特徴的な思考パターンに破局的思考が多く、脳の前頭前野の活性化が課題となるが、認知行動療法、頭蓋磁気刺激が行われている。
- それらに対して、鍼灸治療も注目されているが中でも頭皮鍼通電は検討の余地がまだまだあるものの有効との結果が出た。
- 頭蓋磁気療法の適応疾患が 頭痛、脳梗塞、パーキンソン症候群、ジストニア、耳鳴り、うつなどであるが、頭皮鍼通電も同様の適応であれば可能性は広がると考えられる。
- 以前から当院でも頭皮鍼通電を施術をしており、一時的ですが改善傾向がみられているものの、今後検討課題で最新情報に注目していきたいと思います。
- 今後は認知行動療法も合わせた治療を展開していくことが理想的
そのほかにもさまざまな発表があり、とても刺激的な時間でした。