日本小児はり学会in兵庫〜研修会参加報告
こんにちは(^ ^)
急に肌寒い日が増えてきましたきました。体調管理には十分ご注意ください。こんな時はお灸で身体を温めるのも気持ち良くていいですよ^_^
さて先週末、神戸で開催された『日本小児はり学会 学術集会』に参加してきました。
今年で13回目となるこの学会ですが、今回私は初参加でした。『小児はり』に特化した学びの会です。
小児はりとは0歳児から小学生、中学生くらいまで、最近では高齢者にも効果があるとされ幅広く治療できる鍼治療の一種です。
しかし鍼とはいうものの、小児はりは大人のように刺入するのではなく、鍼で皮膚を擦る、撫でるというものになります。なので使用する鍼は特殊な形をしています。受けてみるととても心地の良い刺激です。
作用機序としては皮膚表面の神経を刺激して脳に伝わった後、運動、知覚、自律神経に、そして免疫系にも働きかけます。それによって
- 血流促進や自律神経の調整、
- 運動神経の発達促進、
- 免疫力の増強、
- 幸せホルモン「視床下部オキシトシン」の分泌促進
などが期待できます。
小児はりの適応疾患ですが、
- 夜泣き
- かんむし
- きーきー声をだす
- 夜尿症
などがあります。
その他に
- 風邪予防
- 食欲増進
- アレルギーの緩和
- 便秘下痢
- 湿疹
- チック
などにも有効です。
さてこの学術集会では
- 一般口演(症例、研究報告)
- 「小児はりの基礎と実践のコツ」
- 「小児の診察」
- 「視床下部オキシトシンと統合医療」
- 「古典医学からみる小児はり作用のしくみ」
- 小児はり実技体験
というプログラムで行われました。
とくにウイスコンシン医科大 名誉教授の高橋徳先生の「視床下部オキシトシンと統合医療」のお話は大変興味深く勉強になりました。
内容の話はまた次回に・・・
今回の研修会出席に加えて先日からの多くのイベントへの参加、本当にお疲れ様です。また、鹿児島スキンタッチ会で勉強させて戴きたいと思いますので、その節は宜しくお願い申し上げます。
コメントありがとうございます。しっかりまとめてご報告いたします。よろしくお願いいたします。