お灸で不妊治療をサポート~HSPが卵巣・子宮環境を整える

お灸の温熱刺激とHSP(ヒートショックプロテイン)による妊活における効果について解説します。

「体を温めると妊娠に良い」と言われる理由を、最新の研究知見を交えてわかりやすくお届けします。ぜひ最後までご覧くださいね。

HSPって何?温めると増える体の味方

まずHSP(ヒートショックプロテイン)とは何かをご説明します。

HSPは日本語で「熱ショックタンパク質」と呼ばれ、その名のとおり熱の刺激で増える性質を持つタンパク質の一種です 。

私たちの体にはもともとHSPを作り出す力が備わっており、例えば少し熱めのお風呂に浸かったりカイロで体を温めたりするとHSPが増えることがわかっています 。

HSPは増えると何をしてくれるのかというと、まさに細胞の修理屋さんとして働きます。

ストレスや加齢などで傷ついた細胞を元どおりに修復・整備し、細胞が本来の働きを取り戻すのを助けてくれるのです 。

不妊治療で重要な卵巣や子宮の細胞も、HSPがしっかりサポートしてくれれば元気になりますよね。

お灸でHSPが増える!透熱灸と温灸の効果

では、お灸によってこのHSPがどのくらい増えるのでしょうか?

お灸には透熱灸(皮膚の上で直接もぐさを燃やすお灸)と温灸(間接的に熱を伝えるお灸)の2種類がありますが、

いずれも体をじんわりと温める点では共通しています。

最近の研究では、透熱灸・温灸の温熱刺激によって体内のHSP70(代表的なHSPの一種)が

有意に増加することが確認されています 。

特に透熱灸のように直接熱刺激を与える方法では、遠赤外線など他の温熱手段よりもしっかりHSPが増えたとの報告もあります 。

つまり、お灸で体を温めることは科学的に見ても細胞を元気にするスイッチを入れる有効な方法なのです。

寒い日にお灸をすると体がポカポカして血行が良くなると感じますが、

その裏ではHSPが増えて細胞レベルで体を助けてくれていると考えると心強いですね。

実際、お灸は古来より冷え性改善や血行促進にも用いられてきました。

温かさによるリラックス効果と相まって、心身両面から妊活を支えてくれる療法と言えるでしょう。

HSPが卵巣・子宮の環境を整えるしくみ

増えたHSPは、卵巣や子宮の中でどのように働くのでしょうか。

先述のとおり、HSPは細胞を修復し機能を高めてくれるタンパク質です 。

卵巣では卵子を育てる細胞やホルモンを分泌する細胞がありますが、

HSPはそれらの細胞がストレスに負けないよう保護し、質の良い卵子を育みやすくしてくれると考えられます。

また子宮では、受精卵が着床するためのベッドとなる子宮内膜の環境づくりをHSPがサポートします。

具体的には、細胞レベルでのダメージ修復に加えて、お灸による血行促進効果も相まって子宮内膜への血流が改善し、

ふかふかで着床しやすい子宮内膜を維持する手助けをしてくれるのです。

さらにHSPには抗酸化作用や抗炎症作用も報告されており、

子宮内で炎症や酸化ストレスが起こるのを防ぐことで受精卵にとって居心地の良い環境を整える一翼を担っている可能性があります。

こうしたHSPの総合的な働きにより、卵巣・子宮が本来持っている力を引き出し、妊娠しやすい状態に近づけてくれるのです。

胚盤胞まで育つ卵が増えると妊娠率アップ?

HSPによって卵巣・子宮のコンディションが良くなると、実際の妊娠率にも影響があるのでしょうか。

鍵となるのが胚盤胞(はいばんほう)という言葉です。

胚盤胞とは、受精卵が細胞分裂を重ねて着床可能な状態にまで成長した胚のことを指します。

体外受精などでは胚盤胞まで育った胚を移植することで着床率が高まることが知られていますが、

言い換えると胚盤胞まで順調に育つ受精卵の数が増えれば妊娠のチャンスも増えるということですよね。

お灸でHSPを増やすことは、この胚盤胞までの発育を後押しする可能性があります。

ある研究では、HSP60やHSP70が胚の発育を促進し、逆にそれらを阻害すると胚盤胞まで育たない胚が増えることが報告されました 。

HSPが十分に働いている状態では胚が元気に育ちやすいというわけです。

お灸によるHSP増加は直接受精卵に作用するわけではありませんが、

親である母体側の環境を改善することで間接的に胚の成長を支えていると考えられます。

実際、不妊治療の現場でも「お腹を冷やさないように」「子宮を温めると良い」と指導されることが多いですが、

その背景にはこのような細胞レベルのメカニズムがあるのかもしれません。

HSPを味方につける温め療法は、妊娠率アップの一助となることが期待されています✨。

若い人と高齢の人で効果に差はあるの?

お灸による温熱療法とHSPの効果について、年齢による違いも少し気になるところです。

一般的に、加齢とともに卵巣機能が低下し卵子の質も下がりやすくなりますが、

同時に細胞がストレスへ対応する力(HSPを作る力)も低下することがわかっています 。

若い方の場合、もともと細胞の修復力やホルモン分泌の力が高いため、

お灸で温めることでリラックス効果や血行促進によるメリットが得られ、HSPの効果も穏やかにプラスに働くでしょう。

一方で35歳以上の方やいわゆる高齢妊娠の年齢に入っている方の場合、

HSPの産生量自体が若い頃より減っている可能性があります 。

そのため、お灸という外部刺激でHSP産生をグッと後押ししてあげることで、

低下しがちな細胞の自己修復能力を補い、卵巣・子宮の働きを底上げできるかもしれません。

言い換えれば、年齢が高い方ほど温め療法の恩恵を受けやすい可能性があるということです。

実際、「冷えは大敵」と言われるように、年齢とともに血行や代謝が落ちて冷えやすくなりますが、

お灸でしっかり温めてHSPを増やすことで、その弱点をカバーしながら妊活を進められると期待できます。

もちろん個人差はありますが、年齢に関係なく「体を冷やさない・温める」という基本は妊娠を目指す上で大切なポイントです。

自分の年齢や体質に合わせて、お灸によるケアを取り入れてみる価値は十分にあるでしょう。

まとめ:お灸の温めパワーで前向きに妊活しよう

不妊治療の心強い味方として、お灸による温め療法とHSPのパワーについてお伝えしました。

お灸で体を温めるとHSPが増え、卵巣・子宮の環境が整って胚盤胞が育ちやすくなるかもしれない——

これは、つらい治療の日々を送る方にとって一筋の光となる情報ではないでしょうか。

実際にお灸をすると体がリラックスして「ほっ」と温かくなる感覚があると思います。

その心地よさ自体がストレス緩和につながり、さらにHSPという形で体の中からも妊娠をサポートしてくれるなんて、一石二鳥ですよね。

もちろん、お灸やHSPはあくまで補助的なものではありますが、

「自分の体をケアしている」という実感はメンタル面にも良い影響を与えます。

妊活では前向きな気持ちを保つことも大切です。

お灸の温めパワーで体と心を整えながら、ぜひ前向きに妊娠への道を進んでいってください。

私たちも皆さんの夢をかなえるお手伝いができれば幸いです🍀。一緒にがんばりましょうね。

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