鍼灸でつらい頭痛を軽減!~効果とセルフケアのポイント(論文からのエビデンス)

デスクワークやストレスで繰り返す頭痛に悩む方は少なくありません。

頻繁に痛み止めを使っていると、かえって頭痛が悪化する「薬物乱用頭痛(MOH)」に陥ることもあります。

こうした中、副作用が少ない鍼灸(しんきゅう)治療が注目されています。

2015年以降の研究で、鍼灸が緊張型頭痛や片頭痛の発作頻度を減らし、

痛みを和らげる効果が報告されています 。

今回は、当院でも訴えの多い頭痛への

鍼灸治療の効果や仕組み、頭痛予防のセルフケアについてわかりやすく紹介します。

※実際には洋服の上からの刺鍼は行っておりませんのでご安心ください。AIの規制の都合上、このようなイラストになっています事をご了承ください。

鍼灸治療は頭痛にどれくらい効くの?

  • 鍼灸を受けた人の約半数で、頭痛が起こる日数が半分以下に減少したとの分析結果があります 。何もしない場合や偽の鍼と比べても、有効性が確認されています。
  • 片頭痛の予防治療としても効果が認められており、鍼灸は発作回数や痛みの強さを減らす点で薬の予防投与と同等以上の成果を示し 、しかも薬より副作用が少なく安全に継続できる利点があります 。
  • 薬の使いすぎで起こる頭痛(MOH)でも、薬に頼らず頭痛日数を減らせる可能性が期待されています。実際に、鍼治療によって慢性頭痛の頻度が減り、鎮痛薬の使用量も減少したとの報告があります 。

鍼灸が痛みを和らげる仕組み

  • 鍼の刺激が脳に伝わると、「痛みを抑制する神経回路」のスイッチが入ります。脳の痛みを調節する仕組みを整え、痛みの感じ方自体を弱めてくれます 。
  • 鍼治療には血行を改善する効果もあります。滞っていた頭や首まわりの血流が良くなり、緊張していた筋肉がほぐれることで頭痛が和らぎます 。
  • また、鍼刺激によって脳内でエンドルフィン(体内の痛み止め物質)やセロトニンといった神経伝達物質の分泌が促されることがわかっています 。これらの物質が痛みを和らげ、リラックス効果をもたらします。

鍼治療中や頭痛予防のためのセルフケア

  • 水分補給:脱水状態は頭痛を悪化させます。日頃から水やお茶を十分に飲み、こまめな水分補給を心がけましょう 。
  • 十分な睡眠:睡眠不足や生活リズムの乱れは頭痛の大敵です。成人は7~8時間の睡眠を取り、就寝・起床時間を一定に保つ習慣が大切です 。
  • 体を冷やさない:首や肩が冷えると筋肉がこわばり、頭痛が起こりやすくなります。寒い時期はマフラーやカイロで首まわりを温めるなど、冷え対策をしましょう 。
  • 軽い運動・ストレッチ:無理のない範囲で体を動かすと血行が促進され、ストレス解消にもつながります 。肩や首の筋肉をほぐす簡単なストレッチも取り入れてみましょう。

頭痛を防ぐ日常生活のポイント

  • 姿勢に注意:パソコン作業やスマホを見る際は、長時間同じ姿勢にならないよう適度に休憩し、背筋を伸ばすよう意識しましょう。首への負担が蓄積すると、緊張型頭痛の原因になります 。
  • ストレスをためない:精神的なストレスや疲労の蓄積は頭痛を誘発する大きな要因です 。深呼吸や入浴などでリラックスする時間を作り、抱え込みすぎないようにしましょう。
  • 無理をしすぎない:過労や寝不足が続くと頭痛が悪化しやすくなります。仕事や家事で頑張りすぎないようにして、適度に休息を取ることも大切です。

参考文献:       

 【片頭痛に対する鍼治療の効果に関する系統的レビューとメタアナリシス】

https://www.researchgate.net/publication/342557526_A_Systematic_Review_and_Meta-analysis_of_the_Therapeutic_Effect_of_Acupuncture_on_Migraine#:~:text=0,large%20sample%20is%20required%20to

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