合谷(ごうこく)―手の万能ツボで整える 妊活にも役立つセルフケア
「合谷(ごうこく)」は、
手にあるツボの中でも最も有名な“万能ポイント”。
頭痛や肩こりからストレスケアまで幅広く使えて、
しかも自分で押しやすいという優秀さがあります。
今回は、合谷の基本作用から、妊活におけるポイントまで、やさしく解説します。
■ 合谷ってどこにあるの?
場所は、
手の甲側の親指と人差し指の骨が合わさる“V字のくぼみ”の少し人差し指寄り。
押すと「ズン」と響く、いかにもツボらしいポイントです。
- 浅く触れても見つけやすい
- 手にあるから、いつでもどこでも押せる
- 鍼灸でもセルフケアでも使いやすい
というメリットだらけのツボです。

■ 合谷の健康作用(全般)
◎ 1)痛み全般の緩和
古典には「面目の病は合谷に取る」とあり、
頭痛、歯痛、肩こりなど、 顔面~頭部の痛みに特に強いツボとして知られています。
神経の“痛みゲート”を調整する働きがあり、西洋医学的にも説明しやすいポイントです。
◎ 2)ストレス・自律神経の調整
深呼吸しながら押すと、副交感神経が優位になりやすく、 緊張や不安が落ち着きやすくなります。 仕事中のリフレッシュにも◎。
◎ 3)血行促進・巡りの改善
手や腕の緊張が和らぐことで、全身の血流が整いやすくなります。 冷えやむくみ、コリの改善にもつながる“巡りの要”のツボです。
◎ 4)風邪のひき始めケア
東洋医学では“邪(じゃ)を散らす”作用があるとされ、 のどの違和感や寒気、頭重感など、軽い風邪症状の初期にも役立ちます。
◎ 5)消化器の働きをサポート
合谷は“大腸経”のツボ。軽い便秘やお腹の張りにも働きかけてくれます。 胃腸が弱り気味のときにも使いやすいポイントです。
■ 妊活における合谷の作用
妊活において合谷は、
「直接的に卵子や子宮に作用するツボ」ではなく、
妊娠力の土台を整えるツボ として大きな役割を担います。
◎ 1)ストレスの鎮静 → ホルモンリズムを整える
妊活で重要なのは、脳(視床下部)と卵巣のやり取りのリズム。 ストレスが強いとこのリズムが乱れやすく、排卵リズムにも影響します。 合谷を刺激することで副交感神経が働きやすくなり、 ホルモンバランスの基盤づくりに役立ちます。
◎ 2)全身の巡りを整えて骨盤内の血流環境をサポート
肩こりや首の緊張が強いと、ホルモンバランスに影響したり、 自律神経が乱れやすくなります。 合谷で上半身の巡りが整うことで、結果的に骨盤内の血流改善の土台ができます。
◎ 3)気滞タイプの妊活トラブルに向く
- イライラ
- 月経前の胸の張り
- 頭痛
- お腹の張り
- 便秘
これらは“気滞(気の巡りの停滞)”のサイン。 合谷は気滞を流すのが得意なツボで、PMS症状の軽減や 排卵リズムのスムーズ化にも良い影響が期待できます。
◎ 4)胃腸の働き改善 → “良い血”をつくる
妊娠しやすい体づくりは、まず消化力から。 合谷は胃腸の働きを助け、 血の材料をしっかり吸収できる体づくりをサポートします。
■ 合谷の押し方(セルフケア)
- 親指を合谷に当て、反対の手で手のひらを包む
- “痛気持ちいい”程度に5〜10秒押す
- ゆっくり深呼吸
- これを3〜5回くり返す
こまめに刺激すると、ストレスケアにも巡り改善にも効果的です。
■ まとめ
合谷は、 「全身の調整」+「ストレスケア」+「巡り改善」
が同時にできる万能選手。
妊活では特に、ホルモンリズムを整えるサポートや、
イライラ・PMS・胃腸トラブル・冷えなど、
“妊娠力の土台”に深く関わる働きがあります。
かんたんに押せるから、毎日の習慣に取り入れやすいのも魅力。 妊活中のセルフケアとして、ぜひ試してみてください。


