耳介療法(耳つぼ) ― 鍼灸治療をより深く支える補助治療として
当院では、鍼灸治療の効果をより安定させ、自律神経や体の回復リズムをサポートする目的で、
耳の反射区を利用した「耳介療法」を補助治療として取り入れています。
耳は、自律神経・内臓・筋骨格系とつながる反射ポイントが集まる部位。
適切に刺激を加えることで、体の緊張をやわらげ、休息・回復モードへ入りやすくする働きが期待できます。
「新しい治療を増やした」というよりも、
これまでの鍼灸治療を“より確実に支えるための追加アプローチ”という位置づけです。
【当院の耳介療法の特徴】
① 鍼灸の補助治療・オプションとして併用
耳介療法は単体メニューではなく、鍼灸治療の補助として行います。
症状や体調を拝見し、必要と判断した場合にのみご提案いたします。
「短時間で強く変える」のではなく、治療効果をやさしく支え、継続を助ける補助刺激です。
② 皮内鍼・粒タイプを基本に使用
基本となる方法は
- 皮内鍼(ごく浅い微細な刺入)
- 専用の粒タイプ(シールで固定する微刺激)
いずれも刺激は非常に穏やかで、日常生活に支障のない設計です。
③ ご希望の方にはジュエリータイプにも変更可能
耳に貼付する粒タイプは、ご希望に応じて ジュエリー付きタイプへの変更も可能です。
- 仕事・日常生活の中でも自然に装着できる
- さりげないアクセサリー感覚で取り入れられる
- 見た目の満足感や気持ちの切り替えにもつながる
「健康的に、少しだけおしゃれも楽しめる」その感覚を大切にしています。
④ ツボの選定は「ツボの専門家」である鍼灸師が担当
耳の反射区は、ただ貼ればよいものではありません。
当院では
- 経絡・経穴(ツボ)の知識
- 体質・症状の評価
- 触診・反応点の確認
これらを踏まえ、鍼灸師が個別にツボを選定します。
「どのツボを、なぜ使うのか」根拠のある選定を行います。
⑤ 微弱電流で反応点を確認 → 刺激 → 温熱刺激で仕上げ
耳介療法の流れは次の通りです。
- 微弱電流を用いて反応点(刺激に反応するポイント)を確認
- 皮内鍼または粒タイプで、やさしく刺激
- さらに 電子温灸器による温熱刺激を追加し、巡りと緊張緩和をサポート
温熱刺激を組み合わせることで血流・自律神経・体の“緩み”を引き出しやすくなるのが特徴です。
【対象となる症状・お悩み】
耳介療法は次のようなケースとの相性が良いと考えています。
■ 自律神経の調整目的
- 緊張が抜けにくい
- 眠りが浅い・寝付きが悪い
- 気分の波・疲労感
- ストレスが強い生活環境
■ 慢性的な痛み・筋緊張
- 肩こり・首こり
- 頭痛
- 腰痛・背部の緊張
- 力が抜けないタイプの痛み
■ 中枢神経・行動コントロールのサポートとして
- 食事制限・減量のサポート
- 摂食傾向・過食気味のコントロール(※医療機関との併用を推奨)
「無理に抑える」のではなく、心身の過緊張をゆるめ、落ち着きやすい状態を目指します。
メンタル面・モチベーションへの作用について
耳の小さな刺激でも、「常に身につけている安心感」や「今、自分の体に取り組んでいる」という意識が生まれます。
- 治療への前向きさ
- 継続する意識
- 気持ちの切り替え
といった 心理的サポート効果 も期待でき、妊活・自律神経・慢性症状の方において大切な“伴走要素”となるケースがあります。


【料金について】
■ 耳介療法(補助刺激・治療併用時)
- 皮内鍼・粒タイプ +1,500円
- ジュエリータイプ(希望者選択制) +2,500円
※必要性を確認のうえ、治療と併用する方にのみご案内いたします。※妊活・自律神経コースでは、治療設計上、粒タイプを併用する場合があります。
【まとめ ― 必要な方へ、静かに寄り添う補助療法】
耳介療法は「これだけで劇的に変える」治療ではありません。
しかし、
- 自律神経の緊張をやわらげたい方
- 心と体の回復リズムを整えたい方
- 鍼灸治療をより良い形で継続したい方
にとっては、確かな“後押し”になる補助療法です。
必要な方にだけ、適切な形で。それが、当院における耳介療法のスタンスです。
ご興味のある方は、施術時にお気軽にお声かけください。体の状態を確認したうえで、適切にご提案いたします。


