妊活に必要な栄養素って?〜葉酸、ヨウ素
こんにちは^ ^
8月も終わろうというのにまだまだ暑さが厳しいですね。もう少しの辛抱だと思います。がんばりましょう!
夏バテで食欲がなかったり、熟睡できないという方はぜひご相談くださいね^_^
さて今回は
妊活で飲む時にマルチビタミンに入っていて欲しい栄養素をご紹介します。
今回は『葉酸』『ヨウ素』について見ていきます。
【葉酸】
マルチビタミン剤で重要な成分のひとつに葉酸があります。
葉酸の役割は?
葉酸はDNAの合成と細胞分裂に必要です。DNAは生殖に欠かせないもので、卵母細胞の質に影響します。
葉酸を多く含む食品は?
葉酸という名称から推測されるとおり、緑の葉野菜は葉酸が豊富な食品です。またマメ、柑橘類の果物と果汁にも含まれます。
葉酸の必要量は?
食品に含まれているにもかかわらず、女性の9割は食事から十分な葉酸を摂れていないと言われています。アメリカでは出産年齢の女性全員が葉酸を1日400μg摂取することを推奨しています。
葉酸の摂取は神経管欠損の予防に役立つからです。ですので、摂取する時期は妊活中からが理想的です。
【ヨウ素】
あまり考えることのない必須微量ミネラルとして、ヨウ素があります。
ヨウ素の役割は?
ヨウ素が体内で果たす重要な役割がひとつあります。甲状腺ホルモンの産生に使われるのです。甲状腺ホルモンは胎盤を通して胎児に移行し、胎児の知能を含めた身体発育に極めて重要な働きをします。
甲状腺ホルモンが不足すると?ヨウ素が欠乏すると?
軽度の母体甲状腺ホルモン不足があると胎児発育および妊娠経過に悪影響(流産・早産など)を及ぼします。
2007年には世界保健機関(WHO)はヨウ素欠乏症が胎児の脳にダメージ(知能低下など)をもたらすことを発表しました。
2013年には英国のALSPACスタディーは妊娠初期のヨウ素欠乏症とIQ低下の関連を報告しています。
また妊娠中のヨウ素欠乏症は、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)の要因になり、知能低下や運動機能障害をもたらします。
ヨウ素を多く含む食品は?
ヨウ素を含む食品としては、牛乳、卵黄、海水魚、ニンニク、ゴマ、アスパラガス、ホウレンソウ、大豆、マッシュルーム、海藻などがあります。
ヨウ素の必要量は?
世界保健機関の推定によると、世界の20億人がヨウ素不足と言われています。
血液検査で甲状腺ホルモンも測定できます。甲状腺ホルモンが低いと言われた方は、ヨウ素入りのマルチビタミン剤を選んで飲みましょう。
1日のヨウ素推奨摂取量は、妊娠前で150μg、妊娠中および授乳中は200μgです。